膀胱炎
膀胱炎とは
膀胱炎は、大腸菌などの細菌が尿道から侵入し、膀胱で増殖し膀胱に炎症が起きる病気です。女性は、男性に比べて尿道が短く、尿道口(尿の出口)と膣や肛門(大腸菌などの細菌が豊富に存在する)が近いため、膀胱炎になりやすいです。疲労やストレスなどによる免疫力の低下、性行為などが発症の主な原因となります。また、尿意を我慢すること、水分不足、冷え、不衛生なども原因となります。
主な症状
・排尿痛:排尿時にしみるようなツーンとした痛みを感じることがあります。
・頻尿:尿意を感じる回数が増え、1日に何度もトイレに行きたくなることがあります。
・残尿感:排尿をしても、膀胱に尿がまだ残っているような不快感が続くことがあります。
・尿が濁る:細菌や、白血球が増えることによって、尿が白く濁ることがあります。
・血尿:炎症によって、尿に血が混じることがあります。
・下腹部痛・違和感:膀胱に尿が溜まることで、下腹部に重い違和感を感じることがあります。
検査方法
①尿検査:尿中の白血球や潜血、タンパク、糖などをチェックします。
②尿培養検査:膀胱炎の原因となった細菌を特定し、どの抗生剤が効くのかを調べるための検査です。尿培養検査の結果は、1週間ほどで出ます。
治療方針について
膀胱炎の治療は、抗生剤の内服で行います。
膀胱炎の予防
・陰部を清潔に保ちましょう
・排便後は、お尻を前から後ろへ拭くようにしましょう
・性行為の際は、行為前に自分も相手もからだや手指を清潔にし、行為後は排尿をし、尿道や膀胱に入った細菌を排出するようにしましょう
・尿意を我慢しないようにしましょう
・水分をこまめにたっぷり摂るようにしましょう
・からだの抵抗力を落とさないように、過労・無理なダイエット・ストレスを避けた生活を心がけましょう。また、からだを冷やさないようにしましょう。
よくある質問Q&A
子宮筋腫は放っておいても大丈夫ですか?
子宮筋腫は良性腫瘍であり、必ずしもすぐに治療が必要とは限りません。症状がなければ経過観察で済む場合も多いです。ただし、筋腫の大きさや場所によっては月経異常・不妊・貧血の原因になることがあるため、定期的な検診が必要です。
子宮筋腫があると妊娠できないでしょうか?
子宮筋腫が必ず不妊の原因になるわけではありません。筋腫の種類や位置によっては妊娠に影響しないことも多いです。ただし、子宮内に突出する「粘膜下筋腫」などは不妊や流産のリスクを高める可能性があり、治療をおすすめすることがあります。
子宮筋腫はがん化することがありますか?
子宮筋腫は良性の腫瘍であり、がん(子宮肉腫)に変化することは極めて稀です。急に大きくなる場合や、更年期以降に増大する場合には、念のため詳しい検査を行うことをおすすめします。
薬で治せますか?
薬で筋腫そのものを完全になくすことはできません。ホルモン療法などで一時的に小さくすることは可能ですが、治療をやめると再び大きくなる傾向があります。症状を和らげる目的で薬を使うことは有効です。