子宮内フローラ検査
子宮内フローラとは?
腸内や皮膚、口腔内など体の中には様々な菌が住み着いています。健康な女性の腟や子宮内にも菌は存在しており、子宮内に住む菌の集まりを子宮内フローラと呼びます。
菌の中には病原菌から体を守る善玉菌と、病気を引き起こす可能性のある悪玉菌がいます。
善玉菌は主に乳酸菌であるラクトバチルス属の菌で、腟内から子宮内にまで存在し、腟内から侵入する雑菌を防いでいます。
仮に善玉菌の割合が少ないと、腟内で起こる細菌性膣症や尿路感染症、また雑菌が子宮内に侵入すると不妊の原因となる子宮内膜炎、卵管炎などが起こる可能性があります。
このことから善玉菌の割合が少ないと着床率の低下、流産、早産などのリスクが高くなることが分かっています。この様に子宮内フローラは妊娠と密接な関係にあります。
子宮内フローラ検査とは?
子宮内フローラ検査とは腟や子宮内から採取した検体を用いて菌の種類とその割合を調べる検査です。自分の子宮内の菌の状態を知ることで、不妊治療の選択も広がります。
検査は内診台で行います。膣から細い棒状の器具を挿入し、子宮内腔の細菌を採取します。検体を採取する際に出血・痛み等を伴う場合もございます。
☆検査は黄体期(生理1週間前)推奨
☆抗生剤内服後は2~3週間あける
☆結果は3週間後以降に再来院をお願いしています
料金
初回 | 44,000円 |
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2回目以降 | 33,000円 |
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