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不妊治療

不妊症とは?

「不妊症」とは?

「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしてるにもかかわらず、1年を経過した時点で妊娠しないものをいいます。そのような場合には不妊検査を受ける対象となり、検査結果から治療方針が決められます。なかなか妊娠しないカップルは、約10組に1組と言われています。不妊症の原因の約3分の1は男性にあります。残り3分の2が女性側、あるいは男性と女性の相性が原因と言われています。

女性だけではなく男性も加齢により妊娠がおこりにくくなることが知られており、治療が遅れることで効果が下がってしまうことを考えると、男性、女性共に早めに検査や治療を行った方が良いと考えられています。年齢によるものばかりでなく、女性に月経不順や無月経期間が長く、排卵に問題がある場合や、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患の合併により妊娠しにくくなることがわかっています。男性も、小児期におたふく風邪などにかかった際に高熱が続いたことや、睾丸炎を起こした既往や鼠経ヘルニアの手術を受けた場合などに、精子をつくる能力が低下していることもあります。このような場合にも「不妊かもしれない」と考えて早めに検査や治療を行った方が良いでしょう。

 当院では、不妊の原因究明の為の各種検査や、不妊治療も人工授精まで行っています。体外受精は行っておりませんが、都内有名クリニックと提携しており、密に連絡をとり、応援していきます。

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不妊検査

女性側の検査

1.基礎体温測定

基礎体温とは、心身ともに安静な状態で測定した体温のことです。大切なのは体温自体ではなく、正常な月経周期の卵胞期には低い体温を、黄体期には高い体温を示す2相性のパターンを認められることです。基礎体温測定からは以下のようなことが確認できます。

①排卵が起こっている

②毎月のパターンから排卵日が予測できる

③黄体機能不全の有無

④不正出血の原因を推測できる

当院では、基礎体温表に記入していただき、体温表をもとに治療を進めていきます。診察の際は、忘れずにお持ちください。基礎体温表は、当院で300円で購入も可能です。

 2.超音波検査

診察台で行います。子宮全体の肥大、変形、腫瘤の有無と、子宮内腔の形状、子宮内膜の状態などのほかに、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ、卵巣嚢腫などの異常がないかを確認します。また、経腟超音波による子宮・卵巣の観察は、不妊治療においては必須です。排卵のモニタリングをし、排卵の予測をします。

 3.内分泌検査

血液を採取して、各ホルモン検査を行います。ホルモン検査には、脳下垂体から放出されるホルモン(卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモン[LH]・黄体形成ホルモン[FSH])、女性ホルモン・男性ホルモン・黄体ホルモン(プロゲステロン)・母乳分泌ホルモン(プロラクチン)・甲状腺ホルモンの検査が含まれます。ホルモンは、月経周期によって変化しますので、周期に合わせて必要な検査をします。また、最近では、抗ミュラー菅ホルモン(AMH)の測定も行います。この値は、卵胞数を反映しており、卵巣機能の予備的な確認に有用とされています。

 4.クラミジア抗原(核酸同定)検査

子宮頚管から、粘液を採取して検査を行います。クラミジア検査は、卵巣・卵管の病変の有無を予測するのに有用な検査です。クラミジア検査が陽性の場合、クラミジアの治療が優先されます。

 5.卵管通水検査

卵管のつまり具合を調べると共に、卵管が詰まっている場合、通りを良くするための治療としても行われます。生理が終わった直後に行います。

 6. 子宮内フローラ検査

子宮内に存在する、善玉菌、ラクトバチルス属菌の割合を調べる検査です。子宮内の細菌の状態が乱れてしまうと、着床しにくい、着床、妊娠しても流産や早産の原因となる可能性があると考えられています。ご希望があれば、自費で検査することができます。

▶子宮内フローラ検査の詳細

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男性側の検査

1.精液検査

精液量、精子濃度、運動率、直進率、奇形率などを調べます。

精液は4~5日間の禁欲(射精しない)期間の後に採取して下さい。当院内での採取は出来ません。ご自宅で指定の容器に直接、精液を全量採って持参していただきます(コンドームは使用しないでください)。採取後、可能であれば30分以内に持参して下さい(2時間以内であれば検査可能です)持参する際は、冷やさないように下着に挟むか、タオルにくるんで人肌に保温して持参して下さい。

※精液検査は予約制です。前日までに予約していただき、必ず男性の保険証を持参してください。(男性ご本人が来院できない方はパートナー代理可です)

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不妊治療について

当院では、もっとも患者様の負担が少ない治療法から選択し、順にステップアップすることで妊娠を目指すお手伝いをします。タイミング療法→人工授精→体外受精というステップが一般的です。

タイミング療法、人工授精の回数は、年齢と卵巣年齢(AMH)の値を見て決めます。(例:35歳でAMH2.5ですと人工授精3回程度 ※図2参照)体外受精は行っておりませんが、都内有名クリニックと提携しており、密に連絡を取り、応援していきます。

 不妊治療は不妊原因を正確に判断し、原因に則した治療を選択することが原則です。また、女性の年齢、不妊期間および不妊既往の有無などにより妊娠の予後は異なります。特に年齢は大きな影響を及ぼします。35歳以上では妊娠率は大幅に低下します。よって、妊娠後の予後が良くないと思われる場合は、短期間に治療のステップアップを行うことが必要です。身体的・経済的にも負担が少なく、効率の良い治療法から開始するのが良いですが、高齢の方の場合には一般的な治療を行わずに体外受精を選択することも考えた方が良い場合もあります。

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※基本から学ぶ不妊治療 P9 より引用

不妊治療のすすめ方

はじめての方

不妊治療は、院長の診察になります。

水・土曜日の午後、日曜日は診察できません。


 

1.受付

受付にお越しください。

保険証をお出しください。


 

 2.問診票記入

問診票をご記入いただき、記入が終わりましたら、受付に持ちください。

診察の順番が来るまで、お待ちください。 


 ▼

3.診察

問診票をみながら、治療のご希望を伺います。

基礎体温表や、他院のデーターをお持ちの方は、お出しください。


4.検査

経腟超音波検査で、子宮や卵巣の状態を確認し、ホルモン状況を調べる血液検査を行います。その他、性周期に合わせた検査をさせていただきます。 


5.説明

超音波検査の結果を説明します。結果をもとに、今後の治療方針や次回の診察までの流れについてお話します。


6.お会計

お会計でお呼びするまで、待合でお待ちください。

※お支払いにはクレジットカードをご利用いただけます。


 

女性の不妊治療

一般的なタイミング療法の流れは、以下の通りです。タイミング療法は、超音波とHCG注射にて排卵と性交渉のタイミングを指導します。

※診察では、基礎体温表で卵巣機能を見て検査・治療計画を立てていきます。来院の際は必ず持参して下さい。


 1.残存卵胞検査

(月経開始4or5日目)

超音波と採血(E2:エストラジオール)により正常排卵の妨げになる残存卵胞を確認します。採血の検査結果は翌日お伝えします。


 

2.卵管通水検査

(月経終了後から月経周期9日目の間)

主に卵管の通過性を調べます。半年に1回、必ず基礎体温の低温期(排卵前)に行います。検査する前に座薬を挿入し30分待機して頂きます。時間に余裕を持ってご来院ください。※お子様との来院はお控えください。


 

3.卵胞チェック

(月経周期12日目頃から随時)

卵胞の大きさを超音波で測定し排卵のタイミングを測ります。


4.排卵誘発

排卵がしにくい方は排卵誘発の為、内服薬や注射が必要な場合もあります。

※卵巣過剰刺激症候群、多胎のリスクがあります。


 ▼

5.HCG注射

『胎盤性性腺刺激ホルモン』の注射です。

排卵前:卵胞が直径18mmを超えたタイミングで注射することにより24~36時間後、排卵を成熟させる作用があります。

受精後:注射することにより妊娠を維持する作用があります。


 

6.頸管粘液検査

排卵日を推定する為の検査ですが超音波の方が有用です。


 

7.黄体ホルモン補充

着床・妊娠維持のため、排卵確認後に薬を内服します。妊娠反応が陰性の場合、内服中止となります。 


8.妊娠反応検査

妊娠反応陽性の場合

すぐに来院してください。妊娠8~9週まで黄体ホルモン補充のための薬の内服が必要です。

妊娠反応陰性の場合

次の月経周期の4or5日目にご来院ください。再び残存卵胞検査のステップから始めていきます。


 

タイミング療法を3~5回行って、妊娠しなかった場合、人工授精(AIH)へステップアップをお勧めします。

人工授精とは、排卵日に合わせて、精子を洗浄、濃縮後、人工的に卵管付近へ注入する治療法です。人工授精は保険適応があり、6,000円程度です。しかし、施設によりレベルに差があります。当院では、手間も費用もかかりますが、日本トップレベルの二段階法を行っております。

▶人工授精の詳細

 人工授精を3~5回を目安に体外受精へステップアップをお勧めします。その際は、提携の都内の有名クリニックを紹介いたしております。

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女性の不妊治療

一般的なタイミング療法の流れは、以下の通りです。タイミング療法は、超音波とHCG注射にて排卵と性交渉のタイミングを指導します。

※診察では、基礎体温表で卵巣機能を見て検査・治療計画を立てていきます。来院の際は必ず持参して下さい。


 1.残存卵胞検査

(月経開始4or5日目)

超音波と採血(E2:エストラジオール)により正常排卵の妨げになる残存卵胞を確認します。採血の検査結果は翌日お伝えします。


 

2.卵管通水検査

(月経終了後から月経周期9日目の間)

主に卵管の通過性を調べます。半年に1回、必ず基礎体温の低温期(排卵前)に行います。検査する前に座薬を挿入し30分待機して頂きます。時間に余裕を持ってご来院ください。※お子様との来院はお控えください。


 

3.卵胞チェック

(月経周期12日目頃から随時)

卵胞の大きさを超音波で測定し排卵のタイミングを測ります。


4.排卵誘発

排卵がしにくい方は排卵誘発の為、内服薬や注射が必要な場合もあります。

※卵巣過剰刺激症候群、多胎のリスクがあります。


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5.HCG注射

『胎盤性性腺刺激ホルモン』の注射です。

排卵前:卵胞が直径18mmを超えたタイミングで注射することにより24~36時間後、排卵を成熟させる作用があります。

受精後:注射することにより妊娠を維持する作用があります。


 

6.頸管粘液検査

排卵日を推定する為の検査ですが超音波の方が有用です。


 

7.黄体ホルモン補充

着床・妊娠維持のため、排卵確認後に薬を内服します。妊娠反応が陰性の場合、内服中止となります。 


8.妊娠反応検査

妊娠反応陽性の場合

すぐに来院してください。妊娠8~9週まで黄体ホルモン補充のための薬の内服が必要です。

妊娠反応陰性の場合

次の月経周期の4or5日目にご来院ください。再び残存卵胞検査のステップから始めていきます。


 

タイミング療法を3~5回行って、妊娠しなかった場合、人工授精(AIH)へステップアップをお勧めします。

人工授精とは、排卵日に合わせて、精子を洗浄、濃縮後、人工的に卵管付近へ注入する治療法です。人工授精は保険適応があり、6,000円程度です。しかし、施設によりレベルに差があります。当院では、手間も費用もかかりますが、日本トップレベルの二段階法を行っております。

▶人工授精の詳細

 人工授精を3~5回を目安に体外受精へステップアップをお勧めします。その際は、提携の都内の有名クリニックを紹介いたしております。

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よくあるご質問

Q

初診は月経何日目に行けばよいですか?

A

何日目に来院されても結構です。

Q

子どもを連れて行ってもいいですか?

A

お子様連れで診察に来ていただいて結構ですが、お子様をひとりにすることのないよう、また、他の患者様へのご配慮をお願いしております。卵管通水検査や人工授精など、検査や治療の内容によっては、お一人で来院していただくこともあります。

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